昨日、日本共産党山口県委員会の議員・予定候補者研修講座で「科学的社会主義」を学びました。
講師は、元山口県委員長の加藤碩さんでした。
マルクスは、はじめて「格差と貧困」の根源をつきとめたと加藤さん。
不破哲三著「マルクスは生きている」にはこう書かれています。
「『はたらけど/はたらけど猶わが生活/楽にならざり/じっと手をみる』これは、歌人石川啄木が、明治の末年、自分の貧しい生活の思いを詠んだものですが、長く続く不景気に言論の自由への暗い弾圧が重なって、『時代閉塞』のゆきづまり感が広がっていた当時の日本で、多くの人びとの共感を呼んだことでしょう。いま、日本でも世界でも、おそらく啄木がこの歌を詠んだとき条の深刻さで、貧困と格差が大問題になっています。2008年は『ワーキング・プア』の言葉とともに、人間らしい生活からしめだされた『難民』現象が、社会のあらゆる分野に広がりました。年末以後は、各産業で『派遣切り』や『雇い止め』がこれでもかと続いています。高度な経済を基盤にした文明社会であるはずの現代社会で、なぜ貧困と格差が広がるのか。どこにその原因があるのか。社会のどこを変えたら、そういう不合理をなくせるのか。140年前に、この大問題に明確な回答をあたえたのがマルクスです。」
不破哲三さんが「マルクスは生きている」を書いたのが2009年。この約10年間で更に「格差と貧困」は拡大しています。
今日、8人の大富豪の富と世界全人口の下層半分の36憶人の収入が同額になるほど「格差と貧困」が拡大しています。
格差の根源は、生産過程から生じる「搾取」にあると加藤さん。
剰余価値を追求する資本主義の搾取欲には際限がないと加藤さん。
その上で、資本主義的搾取の現場から次の社会の担い手が生まれると加藤さん。
マルクスの理論は今日でも生きていることを実感する学習会でした。
これからもマスクスの理論から資本主義の格差と貧困の原因と解決方法について学んでいきたいと思います。
皆さんはなぜ「格差と貧困」が広がるとお考えですか。
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