昨日の宇部日報は、ルネサス山口工場閉鎖に関して次のように報じました。
「宇部市の久保田后子市長は14日、弘中勝久副知事と共に、東京都江東区のルネサスエレクトロニクス本社を訪れ、宇部市東万倉にある子会社、ルネサスセミコンダクタマニュファクチャリングの工場存続や従業員の雇用確保などを要望した。提出した要望書は、村岡嗣政知事との連名。『山口工場の閉鎖の決定は、県民や地元企業に大きな不安が広がり、県経済に与える影響も多大なものになると懸念している。工場の存続について再度の検討をお願いする。存続が困難な場合においても、工場の譲渡先の確保とともに、従業員の雇用継続に最大限の努力をいただきたい』と求めた。要望は非公開で行われ、市と県によると、同社執行役員常務の野埼雅彦さんに要望書を手渡した。要望に対し、『山口工場は、半導体関連産業を取り巻く環境の中、存続することは厳しい』『譲渡先の確保や雇用継続は、積極的に取り組んでいく』との回答があったという。」
確かに、「半導体関連産業を取り巻く環境」は厳しいものがあるのでしょう。
ルネサス山口工場の操業に当たっては、旧楠町が、立地奨励金など約2億円を、山口県が、工業用水道の敷設のため5億7千万円の負担をしています。
行政から多大な財政支援を受けながら、企業の社会的責任を放棄して、地元の雇用を奪うルネサスの身勝手な工場閉鎖は許されません。
ルネサスエレクトロニクスは、2018年1月から3月に314億円の営業利益をあげています。
ルネサスエレクトロニクスの2015年の内部留保は3910億円です。
ルネサスエレクトロニクスが利益を上げた背景には、行政への支援や労働者の働きがあったからです。
「半導体関連産業を取り巻く環境」の厳しさを理由に、工場を閉鎖することに、私は納得できません。
日本共産党は、宇部市内の政党としては唯一、ルネサス工場閉鎖に要望書を提出しました。
この点では、山口県と宇部市行政と連携をして、ルネサス山口工場と雇用の継続を求めて取り組みを続けていきたいと思います。
ルネサス山口工場の閉鎖に関して、引き続き、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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