8日付朝日新聞は「政府は、北朝鮮の弾道ミサイル発射に対応するため導入する陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の関連経費として、今年度補正予算案に21億円を計上する方針を決めた。22日にも閣議決定する。予定していた来年度当初予算案から前倒しし、今年度内に米政府と契約して調査に入る。イージス・アショアの運用は2023年度開始を予定しているが、北朝鮮の脅威をふまえ早める可能性がある。21億円には、製造国である米国への技術支援費用などが含まれる。契約を前倒ししたうえで米国の技術者も招待し、イージス・アショアの候補地とする秋田市と山口県萩市の陸上自衛隊演習場で電波障害の有無などを調べる方針。政府は防衛省を通じて地元調整も本格化させる構えだ。イージス・アショアの関連経費は来年度当初予算案にも引き続き計上する予定。防衛省幹部は『早く調査に入ることで、23年度より前に運用を始めたい』としている。現在の弾道ミサイル防衛(BMD)はイージス艦を運用する海上自衛隊と、地対空ミサイルを運用する航空自衛隊が担っている。政府はイージス・アショアの運用を陸上自衛隊に担わせることを決め、新たな運用部隊を編成する。」と報じました。
4日の県議会一般質問で社民党の中島光雄県議のイージス・アショアに関する質問に対し、池田総務部長は、国から正式な連絡はなく、報道を受け防衛省に事実関係の確認をしたと説明した上で、同省から「イージス・アショアを中心に必要な検討を行っているが、どこに配備するかについて何ら決定してない」と回答があったとし、「県内が候補地となった場合には国の責任で地域住民の理解と協力が得られるよう丁寧に説明してもらいたい」と答えたと5日の山口新聞は報じています。
秋田市と山口県萩市の陸上自衛隊演習場にイージス・アショアを設置するということで、今年度補正予算が21億円つこうとしている時に、国が「どこに配備するかについて何ら決定していない」と答えるのは余りにも不誠実と言うしかありません。
私は、11月21日に中国四国防衛局が行った海上自衛隊山陽受信所跡地へのレーダー配置についての説明会に参加しました。
萩市に計画されているのは、約800億円の事業費と言われるミサイル基地です。
自衛隊の演習場の中に建設されるからと言え、新たな基地の建設が進められようとしているのです。
600人の自衛隊員の体制との報道されている基地の建設計画です。
この計画を未だに国が関係自治体や住民に何も説明しないというのは、県民を愚弄する行為です。
山口県や萩市は、昨日の朝日新聞の記事に対する事実関係をただちに国に照会すべきだと思います。
国は、早急に、山口県・萩市及び周辺住民へ丁寧な説明を行うべきです。
イージス・アショアの萩市への建設へ向けての調査が今年度から始まろうとしています。
皆さんはどうお考えですか、お教え下さい。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。