25日、元大阪市長の平松邦夫さんが代表を務める公共政策ラボが総選挙の結果をめぐりシンポジウムを開きました。
シンポジウムには、内田樹・神戸女学院大学名誉教授と釈徹宗浄土真宗本願寺派如来寺住職が参加しました。
27日のしんぶん赤旗日刊紙にシンポジウムの中身が報じられていました。
内田樹氏は「『排除します』というあの一言で、希望の党が一気に失速し惨敗した。『改革』勢力だと言って伸びてきた維新も、敵をつくってののしるという手法自体があきられてきた」と排除・分断勢力の落ち込みを指摘しました。その中で、「際立ったのは共産党の志位和夫委員長。いくつかの選挙区で共産党は候補者を降ろし、立憲民主党が検討した。『見返りは民主主義です』は名文句。偉い。立憲デモクラシーを守るために『瘦せ我慢』をしたのですね。ツイッターに、共産党の『痩せ我慢』に(比例)は一票を投じたと書いた」と発言しました。
釈徹宗氏は「共産党と立憲民主党は、一筋の希望ですよね。共産党は自らを捨ててあるべき方向へと進めようとした。共産主義者が体を張って民主主義を守る。この骨を拾うという野党の本気を見せてくれという思いをキャッチしていただきたい」「希望の党は二大政党制をめざすというが、ほぼ同じ政党が二つあって、選べといわれても。そんな過酷な選択をわれわれはしたく」と述べました。
私は、浄土真宗本願寺派の門徒総代会の役員をしています。
釈徹宗さんは、著書も多く、NHKのETVで「歎異抄」の解説をするなど、浄土真宗本願寺派を代表する研究者のお一人です。
私も二度、釈さんの話を直接お聞きしました。
釈さんが、しんぶん赤旗にトークの紹介記事であっても登場されるのは、私の記憶では多分初めてだと思います。
釈さんに「共産党と立憲民主党は、一筋の希望ですよね。」と言われとても嬉しくなりました。
釈さんと内田さんとの共著も多数あります。読んで見ようかと思いました。
釈さんには、現代の政治に関わる問題に関して今後も大いに発言していただきたいと思います。
「希望」は野党共闘にあることを改めて実感する記事でした。
総選挙の結果について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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