東京都築地市場の豊洲新市場への移転問題で小池百合子都知事は20日、記者会見し、市場を豊洲に移転するとともに、築地市場については、市場としての機能も残して再開発するとの基本方針を発表しました。
日本共産党東京都議会議員団の大山とこ子幹事長は20日、小池知事が公表した築地市場移転の基本方針について、談話を発表しました。
大山幹事長の談話は以下の通りです。
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【談話】 小池知事の市場移転問題の基本方針について
2017年6月20日
日本共産党東京都議会議員団
幹事長 大山とも子
一、本日、小池知事が、市場問題の基本方針を発表しました。知事が、基本方針で「築地を守る」としたうえで、築地を売却せずに市場としての機能を確保するための方策を見出していきたいと述べたことは重要です。
一、豊洲移転の方針には、二つの重大な問題点があります。
一つは、「食の安全・安心」をどう確保するのかということです。豊洲新市場は土壌も地下水も環境基準以下にするという無害化を達成できず、無害化を達成するための対応策も示されていません。
いま一つは、「築地ブランド」をどう守っていくのかということです。それを担っているのは仲卸の目利きの技です。豊洲移転では、仲卸業者の激減が起こりかねないと思います。
一、知事が、「食の安全・安心」に責任を負い、「築地ブランド」を守るというなら、豊洲移転の方針を再検討し、築地市場の現在地再整備のあり方を市場業者のみなさんと協議すべきです。
以上
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豊洲市場の土壌汚染問題については、都が約束した土壌汚染の「無害化」が「未達成」とし、都の専門家会議が示した「追加対策」を小池知事は行うとしています。
しかし、専門家会議の「追加対策」は、土壌汚染の専門家から実現不可能だと批判されており、仲卸業者の大半は豊洲に移転せず、築地市場の再整備をと求めています。
大山幹事長の談話にあるように知事は、「食の安全・安心」「築地ブランド」を守るというなら、豊洲移転の方針を再検討すべきです。
日本共産党は、危険な豊洲移転のきっぱり中止し築地市場の再整備を訴え、都議選をたたかっています。
私も、昨日まで、中野区でこのことを訴えまいりました。
築地市場の豊洲新市場への移転で小池知事が基本方針を発表しました。
皆さんは、この基本方針をどのようにお考えですか。
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