サヘル・ローザさんの講演会が終わり、サヘルさんが「東京島」という映画に出演するとのことで、原作を読もうと思い、はじめて桐野夏生さんの本を読みました。
「東京島」は、私にとって衝撃の一言です。感想はこの一言に留めておきます。この本は、谷崎潤一郎賞を受賞しています。
彼女が最近出版する本は、ほとんどいずれかの文学賞を受賞している状況です。文学に対して「挑戦」し続ける桐野夏生さんの姿勢を感じる作品でした。皆さんはいかがでしたか。
このような作品を書く彼女は普段何を考えているのだろうと思い、彼女のエッセー「白蛇教異端審問」を読んでいます。
彼女が文学や日常といかに格闘しているのかがよく分かるエッセーでした。彼女は成人して喘息を発病し、真夜中に救急車で運ばれた経験も書かれています。
体調不良で生死をさまようと言えば、浅田次郎さんのエッセーにもこのような下りがあったことを思いだします。
作品を出し続けている作家さんは、文学に命をかけているんですね。そのような苦闘からいい作品が生まれるのかも知れませんね。
桐野さんファンの皆さんは、どの作品がお勧めですか、教えてください。桐野さんの「パワー」に今後も触れてみたいような気になりました。
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