議員日誌

加計学園「獣医学部」新設計画で政府の内部文書明らかに

 安倍晋三首相が「腹心の友」と呼ぶ知人が理事長を務める学校法人「加計学園」(岡山市)が愛媛県今治市の国家戦略特区に同学園・岡山理科大学の獣医学部を新設する計画について、内閣府が文部科学省に「総理のご意向だと聞いている」「官邸の最高レベルが言っている」などと伝えたとする一連の内部文書が17日、明らかになりました。

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙から引用します。

 「獣医学部の新設には、文科相や農水省が抑制する方針をとっていて、日本獣医師会も『特区』での死新設に反対の声明を出していました。ところが、16年11月、政府は、『国家戦略特別区域諮問会議』で、52年ぶりとなる『獣医学部の新設』についての制度改正を決定。17年1月には、内閣府と文科省が獣医学部の認可申請を受け付ける特例措置を告示しました。申請は加計学園の1件のみでした。現在、認可について文科省の大学設置・学校法人審議会で審議が進められています。『大臣ご指示事項』とされる文書では、冒頭に『内閣府に感触を確認してほしい』として、『大学として教員確保や施設設置等の設置確認に必要な準備が整わないのではないか』と、18年4月の開学はむつ海志位との見方を示しています。

 私も以前、本ブログで書きましたが、現在、山口大学獣医学部と鹿児島大学獣医学部が統合して運営されていると思います。

 政府は、国立大学の獣医学部の合理化を進めておいて、一方で、52年ぶりの「獣医学部の新設」を進めています。

 この異常をごり押ししたのが「総理のご意向」だったのなら、大問題です。

 日本共産党の穀田国対委員長は、昨日国会内で記者会見を行い「首相は一貫して関与を否定してきた。そのことを根底から覆す資料が出たもとで、真相を明らかにするために首相出席のもと予算委員会の集中審議を開く必要がある」と表明しました。

 この問題は、安倍首相が政治を私物化しているのかどうかが問われる大問題です。森友学園の徹底解明と合わせて加計学園「獣医学部」新設計画問題に関わる安倍首相の関わりについて徹底解明を図る時です。

 政治を私物化する総理を国民は望んでいません。国民の世論で安倍政権の退陣を求めていきましょう。

 この問題に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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