2009年度の山口県立高校(全日制)の授業料は年額11万8800円です。
20年前の1989年は、8万8800円でした。この20年で山口県立高校の授業料は、3万円値上げされています。
全国的に1975年(34年前)と比較をした数字があります。国立大学は、授業料が15倍に、私立大学は、4.5倍に、高校の授業料は8倍に上がったと言われています。
授業料は有料が、あたり前でしょうか。アメリカ・イギリスでは、高校の授業料は無料です。ドイツ・フランス・フィンランドでは、高校・大学とも学費は無料です。
高校授業料が有料なのは、OECD加盟国では、日本、韓国、イタリア、ポルトガルだけです。
また、高校・大学の学費の無償化を定めた国際人権規約の条項を留保しているのは、日本とマダガスカルだけです。
更に、返済不要の給付制奨学金がないのは日本、メキシコ、アイスランドだけです。
日本の子どもの出生率は1.37です。主要国で最低水準です。
高学費が続く限り、日本の出生率が抜本的に好転することはないでしょう。
日本の異常を正し教育費無償化の流れにこの国を向けることが大切です。
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