議員日誌

X-MEN

  この盆前後は、妻と次男、長女が妻の実家へ帰省。

 私は、受験を控える中三の三男と自宅で数日を過ごしました。

 その中の一日、三男と映画に行きました。

 その映画が「X-MEN-アポリカリプス-」です。

 2000年にスタートした「X-MEN」シリーズ。8作目となる作品が本作です。

 何の事前知識もなく、第8作から「X-MEN」を観た私には、十分理解できない点も多々あり、今、シリーズ1作から観始めているところです。

 そのような中ではありますが、本作から、いくつか学ぶべき点がありました。

 副題の「アポカリイプス」とは、紀元前3600年のエジプトで神=エン・サバ・ヌールとして君臨していた人類史上最初のミュータント(特殊な力を持った人)。

 1983年。永い時を経て蘇ったアポカリプスは、核兵器まで製造して堕落した人類に「自分の世界を台無しにした」と怒りを募らせるのです。

 アポカリプスが、強力なパワーで各国から核兵器を葬り去り、人間世界の全てを破壊するという『浄化』を始めます。

 その浄化にX-MENたちが、立ち向かうというのが、本作のストーリーです。

 アポカリプスが、『浄化』という手段を取ったことは間違っています。

 その上で、アポカリプスが核兵器を持つ人類に、怒る気持ちについて、映画のパンフレットでアメキャラ系ライターの杉山すぴ豊さんが、「単なる悪役とは違う『深み』がある」と書いています。

 5作目の「X-MEN ファースト・ジェネレーション」においては、元ナチスの科学者が、ミュータント集団を結成し、世界を核戦争に陥れる計画を実行に移そうとした際に、X-MENがそれらと立ち向かうという物語です。

 「X-MEN」シリーズは、アメリカや世界の政治や社会問題をテーマにしています。その姿勢は学ぶべきだと思います。

 さて、オバマ米大統領が核兵器の先制不使用宣言を行うことを検討していることが世界で注目されています。

 同時に、安倍首相が、オバマ米大統領が検討している核兵器の先制不使用宣言について、「抑止力を弱める」と反対の意向を伝えていたと米紙ワシントン・ポスト15日付が報道しました。

 しんぶん赤旗日刊紙18日付に広島県被原爆被害者団体協議会の佐久間理事長はオバマ大統領の核先制不使用宣言について、「朝鮮半島などの緊張緩和に役立つ。東北アジアに比較地帯をつくる方向で、核兵器禁止条約をつくろうとの国際的な流れを広げるうえでも役に立つ」と指摘。安倍首相の姿勢について「今回、日本政府がいかに核抑止力、核の傘に頼っているかが暴露された。被爆国の首相にあるまじき姿勢を、被爆者として許すことはできない」と話しました。

 「X-MEN」でも描かれている核兵器のある世界の異常を安倍首相は理解しようとしているのでしょうか。

 唯一の被爆国の首相として、核兵器廃絶のための外交を日本は進める時です。

 オバマ大統領が核兵器の先制不使用宣言を行うことを検討しています。皆さんはどうお考えですか。

 安倍首相が、オバマ大統領の宣言の検討について、「抑止力を弱める」と反対しています。皆さんはどうお考えですか。

 

 

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。