議員日誌

ドキュメンタリー映画「不思議なクニの憲法」

 憲法9条の会うべ主催で松井久子監督のドキュメンタリー映画「不思議なクニの憲法」上映会が行われました。

 参議院選挙を前に、一人でも多くの国民の皆さんに観ていただきたい映画だと思いました。

 今日、18時30分~ 宇部緑橋教会で最後の上映会が行われます。一人でも多くのご参加をお願いいたします。

 この映画には、多くの研究者をはじめ市民の方々が出演されています。

 冒頭に登場された元外務省官僚の串崎享さんは、2010年の自民党の公約は、殆どが達成されず、全部うそとなっているという話には納得しました。経済成長率を高めると言ったがマイナス成長になっていますし、中国や韓国との関係改善と行ったが、悪化しています。

 消費税は社会保障にだけ使うと言ったが決してそうなっていません。

 TPP交渉に反対といったのに、現在は、交渉を推進しています。

 これだけ取ってみても、アベ政治の暴走ぶりは顕著です。

 明日の自由を守る若手弁護士の会の竪十萌子さんの後半部分の発言は胸がつまりました。

 竪さんは、ほとんどの土日、若いお母さん方が集う憲法カフェへ出席しています。

 竪さん自らもお母さんです。

 竪さんは、自らも家族と一緒に楽しむ時間を確保したいが、「子どもたちの未来のために、憲法が改悪されないために、今が踏ん張りどころ」と声を詰まらせます。

 私は竪さんの気持ちに共感して、自らの活動への力を頂きました。

 瀬戸内寂聴さんは、終戦時を中国で迎えます。

 日本軍が行った行為から、日本人は殺されるのはないかと直感したそうです。

 しかし、中国人は「以徳報怨」という字を大きく書いて、日本人を攻撃することは殆どなかったそうです。

 瀬戸内さんは、こんな心の大きな国と戦争したのかと悔いたそうです。

 憲法12条には、国民の不断の努力で憲法を守る必要があることを書いています。

 今がその時だし、その結節点が今度の参議院選挙です。

 自民党への一票は、日本国憲法を失う一票だとこの映画を観て痛感しました。

 私も力の限り、この選挙で、自民党の改憲の企みを打ち破るために力を尽くしたいと思います。

 

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