昨日、本屋に立ち寄ると恩田陸さんの「上と外」の文庫本が目に飛び込んできました。
恩田陸さんは、私と同世代の作家さん。常に私の読書の興味の周辺にあったのですが、本格的に読んだことはありませんでした。
「上と外」を読み始めたら止まりません。現在、上巻の後半です。
文庫本の裏表紙を紹介します。
「両親の離婚で、別れて暮らす元家族が年一度集う夏休み。中学生の練は妹・千華子、母とともに、考古学者の父がいる中米のG国までやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。すぐさま四人はクーデターに巻き込まれ、避難ちゅうのヘリから兄妹が落下、親子は離ればなれに。疲労困憊でさまよう二人の身に、異変が・・・。息もつかせぬ面白さの新装版上巻。」
「上と外」は2000年から全6巻の文庫として発刊されましたが、2007年上下巻の新装版が発刊されました。
練が暮らす叔父の家での生活。千華子と母千鶴子との生活。
千鶴子と父賢との関係。千鶴子と賢の日常が映像を見るように丁寧に描かれています。
そして、マヤ文明の遺跡に迷い込む練と千華子。
これからがクライマックスです。
ヘリコプターから転落して、二人は密林を彷徨いますが、これまた映像を見るようです。
冒頭に書いた通り、原作者の恩田さんは、私と同じ年の51歳。
1991年にデビューして、25年間作家活動を続けてこられました。
実は、私が市会議員になった年も1991年。
恩田さんと同じ時代を生きてきたことを実感します。
恩田さんが「夜のピクニック」で第二回本屋大賞を受賞されたことは知っていました。
同作品が多部未華子さんの主演で映画になったことも知っていました。
しかし、恩田ワールドの外に居た私ですが、四半世紀経てようやく恩田ワールドを探検できる喜びを感じています。
恩田作品は、多数あります。恩田ワールドを少しづつ歩いていこうと思います。
恩田ファンの皆さん、お勧めの作品をお教え下さい。
とにもかくにも、「上と外」の続きを読み進めることにしましょう。
読書は楽しいですね。
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