16日の宇部日報「無辺」に夜間中学について次の記事が掲載されました。
「再びの学びを必要とする時代だ。人工知能など次世代の働き方のスキルを身に付けるリスキリングが盛んだが、その一方で読み書きも十分できない人への学びの機会提供も忘れてはならないテーマだ。そうした人のための夜間中学校解説をめぐる動きが全国各地で盛んだ。きっかえは2016年に議員立法で成立した教育機会確保法だ。不登校の児童生徒に加え戦後の混乱期で義務教育を修了できなかった人など年齢、国籍を問わず誰もが教育を受けることができる体制の整備を国や地方自治体の責務とした。その中で学びの場として挙げられたのが夜間中学校だ。1955年に全国で89校あったが、69んには20校にまで激減した。しかし外国籍や不登校の児童生徒の増大と教育機会確保法の施行で現在は、15都道府県に40校ある。山口県は、『夜間中学校空白県』の一つだが、国は『都道府県と政令指定都市の各1校』の設置を求めている。それを受ける形で県教委はニーズの有無を把握するアンケート調査を実施している。昨年10~12月に不登校や家庭の事情で通学できなかった人と保護者らを対象に行った結果、夜間中学に通ってみたいという本人の希望が68%あった。本人からの回答は64人と限られているが、6割が10代で8割が日本国籍だった。通いたいとした理由は『中学校段階の学力を身につけたい』が30%と最多で『高校に入学したい』(14%)『社会常識を身につけたい』(12.5%)と切実な思いがある。結果を踏まえて県教委は地域ごとの必要性や実情に応じて市町での検討が必要としている。中学校の設置者は基本的に市町だからだ。ちなみに2020年の国勢調査では県内の未就学者は851人で、最終学歴が小学校の人は80歳以上を中心に7925人。宇部市は全社が126人と下関、周南市に次ぎ多く、後者は837人で下関、岩国市に次いで多い。一方で民間による自主夜間中学校開設の動きが広がる。昨年4月1日に防府市に県内で初めて『山口自主夜間中学校』として設置され、来月には同校をボランティアとして支えた宇部市の会社員の男性が宇部校を立ち上げる。学びの基礎を習得したい人に漏れなく学べる場を提供することは教育機会確保法が求める自治体の責務だ。民間の活動を踏まえつつ公立の夜間中学校開設を考えたい。」
私は、広島県の夜間中学校を視察し、この間の議会で繰り返し、2月県議会においても、県内に夜間中学校を設置するよう県教委に求めてきました。
私の住む宇部市で夜間中学校を立ち上げる動きがあることに敬意を表する次第です。
私も出来る支援を行いたいと思います。
夜間中学校宇部校の関係者の皆さん、私に(09037472855)に、ご連絡を頂ければ幸いです。
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