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県庁内で8業務で約80枚のフロッピーディスクを使用 

 私は、17日に行った一般質問で、阿武町での誤振込事案に関する諸問題について質問しました。
 第一は、フロッピーディスクの使用についてです。
 阿武町の誤振込問題で、町がフロッピーディスクを使用して振込先のデータを金融機関に渡していたことが話題になりました。同時に、県においてもフロッピーディスクが使用されていると報じられました。
 私は、いくつの業務で、何枚のフロッピーディスクが使用されていたのか質しました。
 松岡総合企画部長は「公金の支払いや県税の口座振替業務など、8業務において、約80枚のフロッピーディスクを金融機関等とのデータ受け渡しに使用している。」
 私は、「8業務とは何か。業務ごとに何枚のフロッピーを使っているのか」質しました。
 松岡部長は「公金の支払い業務等で会計課が34枚、口座振替業務で税務課が20枚、こども家庭科が4枚、住宅課が14枚、教育政策課が2枚、給与関係業務で給与厚生課が5枚、フロッピーディスクを金融機関等とのデータ受け渡しに使用していた。」と答えました。
 私は、「今後、フロッピーディスクの使用をどのように見直していくのか」質しました。
 松岡部長は「すでに昨年度から関係機関と見直しの協議を行っており、専用回線を利用する方法に切り換えることを基本として、検討を進めているところだ」と答えました。
 次に内部統制方針の策定についてです。
 阿武町議会で、阿武町町有林が過少に管理されていることが指摘されました。阿武町は、阿武町大字宇田字水穴10699番7の地積を8,933㎡としていますが、6月2日、同地の不動産と規模は錯誤とされ、298,933㎡に改められました。阿武町が町有林を実際の30分の1の面積で事務を執行することは、住民に対し不利益を与えるものです。
 阿武町は、誤振込問題と合わせて、早急に、内部統制方針を策定すべきです。
 県は、阿武町の誤振込事案を受け、5月30日、「各市町における内部統制体制の確保について」とする文書を県内市町に発出しました。
 私は、「県内市町での内部統制方針の策定状況を示されたい。阿武町は、早急に方針を策定すべきだが、見解を尋ねる」と質しました。
 松岡総合政策部長は「県内の策定状況については、現時点で策定している市町はない。阿武町の誤振込事案を受け、同様の事案を二度と起こさないよう、先般、県内市町へ改めて内部統制体制の確保に関する通知を発出し、財務に関する事務等の適正な管理及び執行の確保について徹底を図ったところだ。地方自治法に基づく内部統制方針の策定については、市町は努力義務とされているが、県としては、阿武町に対して、引き続き、適正な事務執行の確保に向けて必要な助言等を行っていきたい。」と答えました。

 引き続き、皆さんのお声をお聞かせ下さい。

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