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二度目の映画「ドキュメンタリー 沖縄戦」

 昨日、国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われた浄土真宗本願寺派の「全戦没者追悼法要」に山口別院からWEB参拝しました。

 1931日、9月18日、「アジア・太平洋戦争」につながった「満州事変」の発端である「柳条湖事件」が起こりました。浄土真宗本願寺派では、1981年から毎年9月18日に、国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で「全戦没者追悼法要」を行っています。

 一度、この法要に参加したいと思っていたのですが、コロナ禍の中で、WEB参拝という形で参拝が叶いました。

 第二部は「映画を通じ非戦・平和を学ぶ会」が行われ、浄土真宗本願寺派が製作した映画「ドキュメンタリー 沖縄戦」が上映されました。

 私は、ブログで紹介した通り、今夏、萩市の映画館で上映されたこの映画を観る機会がありました。二度目の鑑賞でしたが、新たな発見もあり、深い感動を得ることができました。

 映画上映後、この映画の製作に関わった浄土真宗本願寺派総合研究所上級研究員である香川真二さんの講演が行われました。

 香川さんは、鳥取県の本派の住職から沖縄の戦跡めぐりに誘われて、初めて沖縄を訪ねます。

 戦争は悲惨だと感じ、戦争体験者の証言を集めはじめました。

 最初は、書籍化を考えていた香川さん。

 香川さんは、原発事故を題材にした映画「朝日があたる家」を通じて太田隆文監督と面識があり、ある日、沖縄戦の実情を書籍化したいと考えていると太田監督に伝えます。

 太田監督は「戦争体験の空気を伝えるためには、映像の方がいい」と話し、映画づくりがスタートしました。

 配られた映画のパンフレットに、浄土真宗本願寺派総合研究所の丘山所長は、製作意図について次のように書いています。

 「浄土真宗本願寺派(西本願寺派)では、自他共に心豊かに生きることのできる社会の実現をめざし、現在の諸課題に対してさまざまな取り組みを進めております。総合研究所では、平和に関する取組の一環として、先の大戦で壮絶な地上戦が繰り広げられた沖縄戦の実態を伝え、国内外の多くの方々と共に、平和の大切さについて改めて考えていきたいという願いを込めて、映画の制作を企画しました。」

 香川さんは、「自他共に心豊かに生きる社会とは平和な社会ということだ。他を平和にするために、まず、自分の心を平和にしていくことが大切だ。」と話しました。

 浄土真宗本願寺派の総代を引き受けたのが50歳前の時です。

 お寺に通いだしてまだ日が浅い私ですが、昨日ほど、心に染み入る法要と学習会は初めてでした。

 昨日は、総代になった喜びを感じる一日でした。

 本派総合研究所では、このような良質の平和学習資料を引き続き製作していただきたいと思います。

 映画「ドキュメンタリー 沖縄戦」の上映会開催希望の方は、藤本にご連絡下さい。

 映画「ドキュメンタリー 沖縄戦」一人でも多くの方に観ていただきたいと思います。

 この映画を観られた方は感想をお聞かせ下さい。

 

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