山口県教育委員会は、昨日、2020年度の公立高校入試の実施要領を発表しました。
今朝の読売新聞は、入学願書の性別欄削除について次のように報じました。
「今回、入学願書の性別記入欄を削除する。県教委は『性別を記入することに抵抗がある性同一性障害などの性的少数者(LGBT)に配慮した』としている。同教委高校教育課によると、一般入試にあたる第一次募集や推薦入試など、すべての募集方法における記入欄を削った。すでに発表している来年度の中高一貫校の県立下関中等教育学校と県立高森みどり中の願書からも、性別記入欄を設けていない。」
私は、6月県議会の一般質問で、県教育委員会に、LGBTに配慮した対応について次のように質しました。
「2019年度から、大阪府と福岡県が公立学校の入学願書の性別欄を廃止いたしました。そして、来年度以降、報道によりますと、14道府県が廃止を検討しているということです。県教委においても、公立高校の入学願書の性別欄を廃止するなど、LGBTに配慮した取り組みを進めるべきですが、お尋ねします。」
この質問に、繁吉副教育長は「性の多様性への対応という観点から、公立高校の入学願書の性別欄についても、現在、検討しているところです。」と答えました。
6月県議会での私の指摘を受けて、。県教育委員会は、性の多様性への対応という観点から公立高校の入学願書の性別欄について、十分な検討を行い、削除する判断を下したことを高く評価したいと思います。
今後とも、学校現場でLGBT等、性の多様性を尊重する対応が広がることを願います。
また、性の多様性を尊重した県政になるように必要な発言を続けていきたいと思います。
性の多様性に対する県行政全般に対するご要望を藤本までお寄せください。
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