議員日誌

「イージス・アショア」に関する報道

 本日、毎日新聞は、政府が新たなに導入する陸上配備型の弾道ミサイル防衛システム「イージス・アショア」を巡り、萩市で賛成、反対両派が活発に活動している様子を報道しました。

 その上で、毎日新聞は「防衛省は月内にも候補地を正式発表する方針だ。」と報じました。

 賛成派の動きについて毎日新聞は、「『むつみ演習場に配備されれば、日本の防衛に寄与でき、建設業者も喜んでいただける』。4月19日、萩市の旅館。県建設業協会萩支部の会合であいさつに立った田中文夫県議(70)は、約50人を前に力を込めた。田中氏が支部長を務める自民萩支部など地元8支部は昨年11月、イージス・アショアの誘致推進を決議した。演習場がある旧むつみ村は萩市との合併前、過疎化対策として自衛隊員の常駐を求めてきた。そうした土壌に加え、1基当たりの設置費用1000奥苑とされる巨大プロジェクトに関連して土地造成、周辺道路整備など地元も絡める事業も期待でき、大きな経済効果が見込まれるかrだ。田中氏は今年1月、建設業者らを伴い同省中国四国防衛局(広島市)を訪れて8支部の考えを伝え、関連工事の地元発注など地域振興策を申し入れた。」と報じました。

 反対派の動きについて毎日新聞は、「『ここで市域される牛や、貴重な地下水源にも影響する』。田中氏と建設業者の集まりから約1週間後の4月28日、『イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会」の森上雅昭大法(65)は、現地視察に訪れた阿武町の牧場から南側に見える演習場を指さした。会は、萩市や隣接する阿武町の住民らが1月に結成した。演習場周辺には牧場のほか、約3キロ北側に町立福賀小学校があり、イージス・アショアの高性能レーダーがは発する強い電磁波が人体や家畜へ及ぼす影響を懸念する。配備計画に伴い、地下水源付近で実施されるボーリング調査も心配の種だ。」と報じました。

 私は、朝鮮半島での「板門店宣言」という国際情勢の流れの中で、「イージス・アショア」は逆行するものだと思います。

 同日の毎日新聞の日本共産党の志位委員長が朝鮮半島情勢に関連して「日本政府は対話拒否・圧力一辺倒の立場をあらため、交渉による問題解決の流れを促進する外交戦略をもつべきだ。拉致問題の解決も、過去の清算を含む日朝間の諸懸案の包括的解決の中に位置づけ、他国頼みではない主体的努力のなかでこそ道が開けてくることを強調したい。」と述べています。

 イージス・アショアの建設は、拉致問題の解決にも日朝間の諸懸案の解決にも逆行するものになることは明らかです。

 憲法9条違反の平壌にも届く巡航ミサイルを萩市に建設させてはなりません。

 萩市の中山間地域の地域振興については、持続可能な方法で平和的な方法で行うべきだと思います。

 イージス・アショアの候補地を防衛省は今月中にも正式公表するとの報道を皆さんはどうお考えですか。

 

 

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