20日付「しんぶん赤旗日曜版」に、沖縄の地元紙、琉球新報と沖縄タイムズの編集局長のインタビューが掲載されています。
沖縄タイムズ編集局長の石川達也さんの指摘に納得しました。
「米軍普天間基地(宜野湾市)に24機配備されているオスプレイの1機が昨年12月、名護市安部沿岸に墜落しました。別の機が同じ日に同基地で胴体着陸し、今回ほかの機が豪州で墜落し、3人の死者を出しました。24機のうち3機が事故やトラブルを起こしたことになります。こんな航空機がはたして安全なのか。日米両政府が言う『安全』をうのみにできません。私は、宜野湾市の大謝名(おおじゃな)に住んでいます。すぐ近くをオスプレイが飛んでいます。ヘリモードで通った時の振動は下からくる。落ちてくるかもしれないという恐怖で、大きなストレスがあります。オスプレイ配備には、『オール沖縄』で政府に撤回を要請し続けてきました。アメリカ側に立つのではなく、県民の立場に立ち、配備撤回を求めるべきです。」
普天間に配備されているオスプレイ24機中3機で事故やトラブルが発生している。
民間機なら飛行を見合わすことになるのではないでしょうか。
軍用機なら飛行を再開していいのでしょうか。オスプレイが飛行する下には、私たち国民の暮らしがあることを日本政府は忘れているのか。忘れようとしているのか。
北海道で行われている日米合同訓練に、今日から、オスプレイが参加すると言われています。
普天間のオスプレイが岩国基地に3機駐留していました。
16日には、このオスプレイ3機が三沢基地に移駐しています。
石川編集局長の指摘通り、日本政府は国民の側に立ち、オスプレイの訓練参加中止、そして、普天間への配備撤回を求めるべきです。
横田基地へ米海兵隊オスプレイが今年度中に3機、21年までに7機追加配備される計画があります。
県営佐賀空港に、陸上自衛隊のオスプレイ17機の配備が計画されています。
それらをにらんで海上自衛隊木更津駐屯地にでは、今年の2月1日から、米軍と自衛隊のオスプレイの整備拠点の整備が始まっています。
相次ぐ、普天間基地所属のオスプレイの事故や墜落を受けて、欠陥機オスプレイが、日本全国で50機になる計画は再検討すべきです。
豪州墜落事故後、岩国基地にもオスプレイが飛来しました。
山口県民にとっても極めて重大な問題です。
昨日は、岩国基地で海自ヘリが転倒する事故が発生しました。自衛隊部隊と合わせて、岩国基地は、日米の戦闘機がひしめきあう基地になろうとしています。その間を民間機が飛行しています。
岩国基地の今を問い直す時期に来ていることを痛感する昨今です。
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