議員日誌

全国木喰研究会

 約300年前に、甲斐国(今の山梨県)で木喰上人は生まれました。

 50代から廻国修行を始め、仏像の造立を始めます。

 木喰上人は、1000体以上の仏像を造立したと言われていますが、現存している仏像は、約600体。

 その内、260体以上が新潟県にありますが、次いで多いのが静岡県と山口県です。

 山口県内には約50体以上の木喰上人が彫った仏像が現存しています。

 宇部市内では、二俣瀬木田の極楽寺に5体、山門の松月院に1体現存しています。

 木喰上人は、1797年、80才のときにと81才から82才の時の2度、長門や周防に立ち寄って仏像を造立しています。

 木喰上人は、91才まで生きたと言われています。

 数々の句を遺しています。

 私が好きな木喰上人の句は、

 「まるまるくまるめまるめよわが心まん丸丸く丸くまん丸」

 私が好きな木喰上人の彫刻は、自身像です。

 その微笑が、句にも通じます。「まるめよ心」。いい言葉です。

 私は、島根県石見美術館で木喰仏に出会い魅了されました。

 そして、この程、木喰を敬慕する人の親睦団体である「全国木喰研究会」に入会を認められました。

 まずは、50体を超える県内の木喰仏を訪ねたいと思います。

 手始めに、宇部市内の木喰仏を訪ね、全国木喰研究会の会報「微笑佛」の次号に私のレポートが掲載されるように、今年中に原稿をまとめたいと思っています。

 県内の木喰仏を掘り起こした先人の方たちの偉業に敬意を表し、学びながら、その道を辿っていきたいと思います。

 県内の木喰仏の情報をお教え下さい。

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