議員日誌

KC-130空中給油機の岩国基地への移駐開始

 昨日、11時35分からKC-130空中給油機の岩国基地への移駐が開始されました。

 昨日移駐したのは2機ですが、8月31日まで15機が普天間基地から岩国基地に移駐する予定です。

 村岡知事は、「KC-130の移駐が実施の段階に入り、沖縄に集中する基地負担を全国で分かち合う取組がいよいよ始まるものと実感している」とのコメントを発表しました。

 今朝の赤旗では「米軍は移駐後も、KC-130が沖縄へ飛来し、普天間基地や伊江島、嘉手納基地など沖縄上空、周辺の訓練空域などを、運用・演習・訓練のために使用する方針を示しています。負担軽減となる保証はありません。米軍空中給油輸送中隊司令官のマシュー・ストーバー中佐は会見で、訓練地域について『日米両政府間で合意され、承認されたこれまでも使っている訓練空域を使う予定となっている」と述べました。騒音被害や事故の不安など負担は押し付けられたまま拡大される懸念が残ります。」と書いています。

 今朝の毎日新聞は「在沖米海兵隊は岩国基地への移転後もKC-130を沖縄に飛来させ、普天間飛行場や沖縄周辺で定期的に訓練を行う方針を示している。」「又吉進・県知事公室長も11日の県議会特別委で『結果的に飛行機が沖縄で同じように飛ぶ状態では県民は納得いかない』と政府に注文している」と書いています。

 村岡知事がいうように沖縄の負担軽減につながるのか甚だ疑問です。

 また、岩国基地の機能強化がなにより顕著です。

 毎日新聞は、「岩国基地は1キロ沖合を埋め立てた新滑走路によって面積が1・4倍の約790㌶に拡大した。ホーネットなど約50機を有し、KC-130に加え、中国対応も想定される空母艦載機が移転すれば計120機を超える。極東最大級の嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の約100機を上回り、基地関係者は『岩国は西太平洋のリンチピン(馬車の車輪を固定させるため軸にさすピン)』と表現する。」と書いています。

 更に、沖縄国際大学の前泊教授が毎日新聞のインタビューに答え「岩国の沖縄化が進んでいることを本土の人々は自覚する必要がある」と語っているのが印象的でした。

 「岩国の沖縄化」が昨日から本格的にスタートをきりました。

 岩国基地をこのまま粛々と極東最大の基地にしていいのでしょうか。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

・・・

 今日から県議会総務・企画委員会の視察で北海道を訪ねます。

 2泊3日ですので、明日のブログはお休みします。

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